院長コラム

無断キャンセルについて

2019.09.16

秋田魁新報の北斗星というコラムに無断キャンセルについての記事が載っていました。

引用させていただきます

予約した客が予定時刻になっても一向に姿を見せない。店主は1時間待った末に思い切って幹事役に電話をかけた。そうしたら「予定した人数が集まらなかったので行けなくなりました」と悪びれもせずに答えたという

▼人気が高く、なかなか予約が取れないことで知られる秋田市の和食店でのことである。憤まんやるかたないといった表情で店主が話した。店側にとっては大きなダメージとなる。売り上げに響いた上に準備した食材が無駄になった。事前に連絡をもらえていたなら、他の客を入れることもできた

▼無断キャンセルは社会問題にまでなっている。経済産業省によると、年間の被害額は2千億円にも上る。閉店に追い込まれるほどの被害を受けたケースもあるらしい

▼作家の瀬戸内寂聴さんのある対談での話が思い出される。「物質的に日本が豊かになりすぎたのではないでしょうか。物質的に豊かになると、なぜか心が貧しくなる。戦後の日本なんて、とても貧しかったけれども、心は潤っていましたもの」と話していた

▼「ものがありすぎるから想像力がなくなり、思いやりもなくなるんです」とも。もちろんすべての人に当てはまることではない。他人を思い、積極的に寄り添っている人は多い

▼ただ無断キャンセル、さらには最近のあおり運転などの問題から見えてくるのは心の貧しさであり、思いやりの欠如である。豊かになった一方で、大切なものを失っているのではないかという不安が募る。

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